埋没とは?費用・ダウンタイム・失敗を防ぐ方法まで徹底解説

ただし「向く人・向かない人」がはっきり分かれます。費用も保証も、クリニックごとの差が想像以上に大きい。
この記事では、埋没の仕組みから費用相場、ダウンタイムの実際、失敗を防ぐコツ、そして始め方までを、取材で確かめた事実をもとに整理します。美容医療を8年取材してきた私(中村)が、自分の言葉で書きます。
埋没とは?二重まぶたを作る仕組みをやさしく解説

埋没法は、メスを使わず医療用の糸でまぶたを固定して二重のラインを作る施術です。これは美容外科の解説でも明記されています。
一重まぶたと二重まぶたの構造の違い
二重の人は、まぶたを上げる筋肉とまぶたの皮膚が、ある一点でつながっています。目を開けると、その点で皮膚が内側に折り込まれて「ヒダ」ができる。これが二重のラインの正体です。
一重の人は、このつながりが弱いか、ない。だから皮膚が折り込まれず、まぶたがそのまま下りてきます。
糸でまぶたを留めて二重を作る仕組み
埋没法は、この「折り込まれる点」を糸で人工的に作る発想です。まぶたの表面と内側を細い糸で留め、皮膚が内側に引き込まれるポイントを作る。
切開しないので傷が残りにくく、もし気に入らなければ糸を抜いて元に近い状態へ戻せる余地があります。私が取材で「まず埋没から」と勧められるのを何度も見たのは、この後戻しのきく性質が大きいと感じています。
埋没法で解決できるお悩み・できないお悩み
アイテープやのりをやめたい、左右差を整えたい、二重幅を変えたい――こうした悩みは埋没の得意分野です。一方で、糸はあくまで固定なので「永久に絶対戻らない」とは言い切れません。
| 内容 | 埋没で対応できるか |
|---|---|
| アイテープ・のりをやめたい | 対応しやすい |
| 二重幅を広げたい・整えたい | 対応しやすい |
| 軽い左右差を揃えたい | 対応しやすい |
| 半永久的に確実に二重を維持したい | 糸が緩む可能性があり不向き |
| まぶたが下がる眼瞼下垂を治したい | 別の手術が必要で対象外 |
埋没法が向いている人・向いていない人
埋没は万能ではありません。まぶたの状態によっては、最初から切開法をすすめられるケースもあります。ここは正直に書きます。

手軽に二重にしたい人・テープをやめたい人におすすめ
毎朝のアイテープに10分かけている、温泉やプールで取れないか不安――そういう人にこそ埋没は合います。施術時間が短く、ダウンタイムも切開より軽い。
私が取材した範囲でも、20代前半の「まずお試しで」という層と、埋没の相性は良いと感じます。
まぶたが厚い・脂肪が多い人の適応可否
ここが分かれ目です。まぶたが厚く脂肪が多い人は、糸で留めても皮膚が重くてラインが食い込みにくい。結果、取れやすかったり、幅が浅くなったりします。
絶対に無理ではありませんが、留め方や本数で工夫が必要になります。厚いまぶたの人ほど、カウンセリングで「自分の場合は取れやすいか」をしつこく確認してほしい。
断られるケースと切開法をすすめられる場合
皮膚のたるみが強い、脂肪がかなり多い、過去に何度も埋没が取れている。こういう場合は、埋没を断られたり切開をすすめられたりします。
これは医師が儲けたいからではなく、糸では持たないと判断しているから。私はむしろ、安易に埋没だけを勧める医師より信頼できると思っています。
埋没法の費用相場と料金の比較
まず大前提として、美容目的の二重まぶた手術は健康保険の対象外です。高額療養費も使えません。これは健康保険組合の案内でも明記されています。

糸の本数・留め方による価格の違い
料金は「糸を留める点の数」「留め方(点で留めるか線で留めるか)」「保証年数」で変わります。点が増えるほど、保証が長いほど高くなる、と覚えておけば大筋外れません。
正直に言うと、具体的な金額はクリニックごとの差が大きすぎて、一律の相場を断定するのは誠実ではありません。各院の公式料金ページで確認するのが確実です。
麻酔代・保証制度など追加でかかる費用
見落としやすいのが追加費用です。湘南美容外科の保証案内では、再施術の施術代金は無料でも、麻酔代やオプション代は別途かかると明記されています。
また、遠方から通う人向けの補助を出すクリニックもあります。TAクリニックは、交通費補助として最大30,000円までの制度を案内しています。
切開法との費用とメリットの比較
切開法は一般に費用が高く、ダウンタイムも長い。その代わり持続性に優れます。ざっくり整理するとこうです。
| 項目 | 埋没法 | 切開法 |
|---|---|---|
| 切るかどうか | 切らない(糸で固定) | 皮膚を切開する |
| 費用の傾向 | 抑えやすい | 高くなりやすい |
| ダウンタイム | 短め | 長め |
| 持続性 | 糸が緩む可能性あり | 戻りにくい |
| やり直し | 糸を抜けば戻しやすい | 元に戻すのは難しい |
私の意見を言えば、初めての人・後戻ししたい人は埋没から。厚いまぶたで何度も取れている人は、最初から切開を検討する方が結局は近道だと思います。
埋没法の施術の流れと痛み・麻酔の実際

施術そのものは短時間で終わります。不安が大きいのは「痛み」と「カウンセリングで何を話すか」でしょう。順に見ていきます。
カウンセリングからデザイン決定まで
カウンセリングでは、希望の二重幅を細い棒(プッシャー)でシミュレーションしながら決めます。鏡を見ながら「もう少し狭く」「平行寄りに」とすり合わせる時間です。
ここを雑に進める医師は要注意。私は取材で、デザインの確認に時間をかける医師ほど仕上がりの満足度が高い傾向を感じています。
施術時間と当日の流れ
埋没の施術自体は15分前後で終わるクリニックが多く、当日にメイクして帰れる施術もあります。来院から帰宅まで含めても、半日かからないことがほとんどです。
痛み・麻酔の感覚と痛みを抑える工夫
痛みの大半は「麻酔の注射のチクッ」に集約されます。麻酔が効けば、糸を通す処置中の強い痛みはほぼありません。
注射の痛みが怖い人は、笑気麻酔(吸うとふわっとして緊張がほぐれるガス)を併用できるか聞いてみてください。これだけで体感はかなり変わります。
ダウンタイムの経過とアフターケア
「いつバレなくなるか」が一番気になるところだと思います。腫れの引き方には個人差がありますが、術後の過ごし方で経過は変えられます。

腫れ・内出血が引くまでの日数の目安
腫れは術後2〜3日がピークで、そこから徐々に落ち着いていくのが一般的な経過です。内出血が出た場合はメイクで隠せる程度まで1〜2週間ほど見ておくと安心です。
ここは個人差が大きく、断定はしません。まぶたが薄い人ほど腫れが目立ちにくい印象があります。
コンタクト・洗顔・運動・飲酒など術前術後の注意点
血行が良くなることは腫れを長引かせます。当日の飲酒・激しい運動・長風呂は避けるのが無難です。
| 行動 | 目安 | ||
|---|---|---|---|
| 洗顔 | 当日から目元を避けて優しく | コンタクト | 数日空けるのが安心(医師の指示優先) |
| 飲酒・激しい運動 | 当日は避ける | 入浴 | 当日はシャワー程度に |
| メイク | 目元以外は当日から可の施術もある | - | - |
列がそろっていない箇所は、クリニックの指示を最優先にしてください。
二重を長持ちさせるセルフケア
糸への負担を減らすのが基本です。まぶたを強くこすらない、アイメイクを落とすときゴシゴシしない。これだけで持ちは変わります。
花粉症で目を頻繁にこする人は、その時期を避けて受けるのも一つの手だと私は思います。
失敗・後悔を防ぐために知っておくこと
埋没で後悔する人の多くは「思った幅と違った」「取れた」のどちらかです。どちらも事前に対策できます。

糸が取れた・元に戻った場合の対処と再施術
保証制度のあるクリニックでは、ライン消失や糸が外れた場合に、保証期間内なら無料で再手術を行うと案内されています。
ただし前述の湘南美容外科の案内のように、再施術には回数の制限があります。二重埋没法の再手術は片側につき初回は2回まで、既往がある場合は1回までと定められています。
起こりうるリスク・合併症と抜糸の方法
起こりうるのは、腫れ・内出血のほか、左右差、糸の露出、ごく稀に感染です。気に入らないときや糸が表に出たときは、抜糸で対応します。
抜糸は埋め込んだ糸を探して取り出す処置で、留めた点が多いほど手間がかかります。だからこそ、最初のデザイン確認を丁寧にすることが何より効きます。
後悔した人のリアルな声から学ぶ注意点
取材で繰り返し聞くのは「カウンセリングで遠慮して、希望をはっきり言えなかった」という後悔です。幅も、平行か末広かも、納得いくまで聞き返していい。
安さだけで選んで保証がなく、取れたとき実費だった――という声もありました。料金表の「保証あり・なし」の差は、必ず確認してください。
後悔しないクリニック・カウンセリングの選び方

選び方のコツは、料金の安さより「保証の中身」と「カウンセリングの丁寧さ」を見ることです。ここを外すと、安く始めても結局やり直しで高くつきます。
保証制度の適用条件と無料再手術の範囲
保証期間はクリニックごとに違い、2年・5年などのプランがあります。水の森美容クリニックは「保証なし」「2年保証」「5年保証」の3種類を案内しています。
注意したいのは適用条件です。前述の湘南美容外科の案内では、保証は施術日から起算し、期間内に申告がないと対象外。再施術は半年以降など条件があり、保証は譲渡もできません。
| 確認項目 | 見るべき内容 |
|---|---|
| 保証期間 | 2年か5年か、起算日はいつか |
| 無料の範囲 | 施術代のみか、麻酔代も含むか |
| 再手術の条件 | 回数制限・施術までの待機期間 |
| 申告のルール | 期間内申告が必須か |
カウンセリングで必ず確認すべきポイント
私が必ず聞くべきだと思う質問はこれです。「自分のまぶたで取れやすいか」「希望の幅は無理がないか」「保証で麻酔代も無料か」「再手術は何回までか」。
これらにスッと答えられない、はぐらかすクリニックは、私なら見送ります。
埋没についてよくある質問
最後に、取材でも検索でもよく出てくる疑問にまとめて答えます。

よくある質問
迷っているなら、まずは保証の中身が明確なクリニックを2つほど選び、カウンセリングだけ受けてみてください。比べると、自分のまぶたに本当に合う選択肢が見えてきます。
